2022.07.06
『抑うつ』とはQOLの低下や日常生活への影響だけでなく、その後の認知症、介護リスク、死亡リスクの上昇も関係が深いです。
そんな『抑うつ』に歯が少ないとかかりやすいということをご存知でしょうか?
最近の発表で
という話があります。
目次
抑うつ・抑うつ状態とは?
なぜ歯が少ないと抑うつ状態になりやすいの?
歯が少ないとどのくらい抑うつ状態になりやすいの?
まとめ
抑うつ・抑うつ状態とはストレスや様々な原因により気分が落ち込み何もやる気にならないなど精神や身体に影響が出ている状態の事を言います。
他にも趣味に興味が持てなくなったり集中できなくなったり不眠、食欲不振など様々な影響があります。
また高齢者の場合は冒頭で話したとおり抑うつ状態になるとその後の認知症、介護リスク、死亡リスクの上昇とも関係が深いです。
歯の役割は食べ物を噛むためだけだと思っていませんか?
確かに身体に必要な栄養素を取るには吸収しやすくするためによく噛むことが大事です。
しかし歯には他にも大切な役割があります。
会話をスムーズにするために発音を助けたり、顔の形を整えて笑顔などの表情をきれいに見せてくれます。
人と会話をする事で脳は活性化しますし、笑うことは安心感や安らぎを感じストレスが減少し気分を上げる効果があるとも言われています。
そういった大切な役割をもっている歯、歯の数は少なくなっしていまうと気持ちが落ち込んでしまいます。
抑うつ状態になった人の中で口腔機能の影響があると答えた人の原因と感じる項目として
『咀嚼困難な食べ物がある』
『うまく話せない』
『歯をみせて笑うのをためらう』
の3つがあるとの事です。
どれもコミュニケーションに関連する項目です。
歯にはご飯をすりつぶして吸収しやすくするという『機能的な部分』が注目されがちです。
しかし『表情の一部』でもありますし、発音をよくするための器官でもあります。
そして食べることが大変になってくると誰かと食事をするのかおっくうになってしまいます。
そんな社会的な機能を持っている歯が無くなってしまうことは孤独につながり、抑うつの発症しやすくなってしまうと考えられています。
最近の発表で『歯が20本以上の人に比べて、19本以下の人では抑うつ発症リスクが1.30倍高い』とでています。
また抑うつ状態になっている方で『咀嚼困難な食べ物がある』は21.9%、『うまく話せない』は12.4%、『歯をみせて笑うのをためらう』は16.9%の割合で口腔機能の影響があると説明しています。
抑うつ状態は認知症の前触れである場合もあるので、抑うつを予防して健康な生活を送りましょう。
まとめ
歯の欠損をそのままにしておく人がいます。
歯が無い状態は単に噛みにくいだけでなく、社会的にも影響が出てしまいます。
歯が無い状態をそのままにせずに、何かあったら早めに相談しましょう!
また、すでに残りの歯が少なかったとしても入れ歯を使うことである程度の予防をすることができます。
新しい入れ歯は痛くなりやすいですが、調整を繰り返すことで使えるようになるので諦めずに歯科医院に来てください。
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ペア歯科医院 市川診療所 森大智
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