2022.06.29
現在超高齢社会です。
最近話題になっている高齢者と歯周病について。
今回は特に気を付けたほうがいい人を理由と共に解説していきます。
目次
・糖尿病の人
・肥満、メタボリックシンドロームの人
・骨粗しょう症の人
・介護老人施設入居者
・入院中の患者
・まとめ
・糖尿病の人
糖尿病には1型と2型があり、2型は生活習慣によって発病します。
年々2型の糖尿病患者が増えていて、加齢や食習慣、肥満、座りがちな生活が関わっています。
糖尿病の方は血糖値を気にされていますか?
血糖コントロールが悪くHbA1Cの数値が高いままの人は、歯周病になると糖尿病が悪化すると言われています。
また、血糖値が正常より高いけれど糖尿病を発症していない人も大勢います。
糖尿病の方もそうでない方も血糖コントロールを意識しましょう。
血糖値を低く保つことで歯周治療の効果が高まります。
逆に血糖値が高いままになってしまうと歯周病の進行や歯を失うことに繋がってしまいます。
・肥満、メタボリックシンドロームの人
BMIを気にしていますか?
BMIが30の値を示す肥満人口は年々増加しています。
肥満は心臓病や糖尿病、脂質異常症、高血圧など様々な疾患のもとになる上に、さらに歯を支える骨が溶けやすくなるので歯周病のリスクを高めてしまいます。
また、メタボリックシンドロームは肥満症の一つです。
高血圧、高血糖、脂質異常症のうち2つの症状が表れている人の事で、心臓病や歯周病のリスクが増してしまいます。
日本人はメタボリックシンドロームによる歯周疾患のリスクが高いと言われています。
肥満やメタボリックシンドロームは生活習慣が不良であることを示すので、歯茎の炎症が続きやすく歯周病になりやすくなります。
・骨粗しょう症の人
骨粗しょう症の方は骨が弱っています。
歯周病は骨に影響を及ぼすので骨粗しょう症の方は歯周病が悪くなりやすくなってしまいます。
骨粗しょう症予防としては、カルシウムやビタミンDなどを摂取したり適度な運動が欠かせません。
・介護老人施設入居者
介護が必要な方の多くは手の動きが鈍いので、お口の中を清潔に保つことが難しくなります。
そのため他者による口腔清掃が必要です。
ほかにも高齢者は免疫力が低下していますし、お口を綺麗にしたり菌を倒してくれる唾液の量が少なくなってしまいます。
これにより虫歯や歯周病になりやすくなります。
・入院中の患者
気管挿管という言葉を聞いたことはありますか?
口や鼻からチューブを通して気道を確保する方法の事を言います。
入院患者さんで気管挿管をしている方は口腔清掃が難しいです。
専門の人に口腔ケアの方法を聞きましょう。
十分に綺麗ではないお口の中をチューブが通ることにより気管支や肺の感染が起こる可能性もあります。
・まとめ
歯周病を予防するためにはお口の中を清潔に保つことが重要です。
定期的な検診をすると自分自身の歯を多く残すことができ、日々の食事で必要な栄養素を摂取できます。
健康的な身体づくりにも繋がるので、将来かかる医療費を下げることができて健康寿命も伸ばせます。
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