歯科情報

意外と知らない?子どもが生まれてから小学生になるまでの『歯のはえ方』と『歯の磨き方』

2022.07.20

生まれたての子どもは歯が生えていません。

ではいつから歯が生えてくるのでしょうか?

今回は歯がはえる時期や順番、その際の磨き方や注意点の説明です。

 

・生まれてから歯が生えるまで(0~6か月ころ)

生まれてから半年ぐらいは歯が生えていません。

無理にお口のケアをする必要はありませんが濡れたガーゼで優しくお口のまわり、唇の周りを拭きましょう!

反射運動が出るため、お口回りのトレーニングにつながります。

ただしあかちゃんの皮ふは柔らかいためできるだけ優しく行うことと、ガーゼがあかちゃんにとられないようにしっかりと指に巻いて行いましょう。

 

・下の前歯が生えてくる(6~8か月ころ)

生後半年ぐらいから下の前歯が一番最初に生えてきます。

とても小さい歯でかわいいです。

歯が生えてくるとお口の中に細菌が増えるようになってきます。

こちらも濡れたガーゼでやさしく拭きましょう。

いっしょにお口の周りも拭いてあげましょう。

・上の前歯が生えてくる  (8~10か月ころ)

上の前歯は唾液が届かないので

ついた汚れは自然にはなかなか落ちません。

こちらも濡れたガーゼで拭きましょう。

飲み物は前歯の裏側にたまりやすいので気をつけてください。

 

・上下の前歯が4本ずつはえる。(11ヶ月~1歳ころ)

上下の前歯が生えそろったらそろそろ歯ブラシの準備をして遊びながらでも磨く練習を始めましょう。

歯ブラシは異物感がすごくあります。

今の内から少しづつ慣れていきましょう。

 

・奥歯(第一乳臼歯)がはえる(1歳2ヶ月~1歳6ヶ月ころ)

奥歯は溝があるので汚れが残りがちです。

一日一回きちんと保護者が磨いてあげましょう。

 

また、このころから子ども自身で歯を磨くようにしましょう。

子ども自身の歯ブラシで歯は磨けるわけではありませんが、歯ブラシに慣れてくれるようになります。

子どもの集中力は短いです。1回の時間を長くするよりも、何回かに分けて磨いてもらうようにしましょう。

ある程度慣れてきたら上の前歯の裏や下の奥歯の内側など仕上げ磨きの際に嫌がりやすいところを磨いてもらいましょう。

自分自身で磨くことにより歯ブラシに早く慣れてくれます。

ただし『磨けている』わけではない為、仕上げ磨きは必ず行ってください。

子ども自身に磨いてもらう時の注意点が2つあります。

 

1.子どもが自分で磨く歯ブラシと仕上げ磨き用の歯ブラシは違うものを使用しましょう

子どもは歯ブラシを噛みます。噛むとすぐに毛先が広がってしまいます。

毛先が広がった歯ブラシでは歯をしっかり磨くことができません。

ですので仕上げ磨き用の歯ブラシを用意して毛先の広がっていない歯ブラシで仕上げ磨きをするようにしてください。

 

2.歯ブラシは座ったままで行いましょう

小さい子が歯ブラシ中に転倒をして歯ブラシでお口の中を傷つける事故が毎年発生しています。

座った状態で歯を磨いてもらい、もし立ち上がってしまったら歯ブラシを取り上げるようにしてください。

そして、もしもの場合に備えて『まがる歯ブラシ』などの転倒時の喉突き防止機能が付いた歯ブラシの使用をお勧めしています。

子どもが使用する歯ブラシは是非こういった『のど突き防止』機能がついている歯ブラシを持たせて上げてください。

 

・犬歯がはえる(1歳4ヶ月~1歳9ヶ月ころ)

前歯が生えそろいます。犬歯は意外と大きいので頬側の根元までしっかり磨くようにしましょう。

 

・奥歯(第二乳臼歯)がはえる(2歳6ヶ月~3歳)

奥歯が生えそろってきたら子供自身にも歯ブラシで磨く練習をさせ、しっかりと磨けるようにしましょう。

歯と歯の間は虫歯になりやすいので、子供の時からデンタルフロスに慣れるようにして、

歯磨きの後に保護者が毎日1日1回はデンタルフロスを通すようにしましょう。

1日1回、最後は大人が必ず仕上げ磨きをしてあげましょう。

 

・永久歯(下の前歯、6歳臼歯)が生える(5~6歳頃)

生えたての奥歯は他の歯よりも低くなっているので歯ブラシが届きにくい所です。

そのうえ生えたての歯は石灰化が弱く、虫歯になりやすいです。

しっかりと保護者の方が磨いてあげてください。

6番目の歯は第一大臼歯と言って一番虫歯になりやすい歯です。

一生使う歯かつ、食事する上で一番『咀嚼効率』に関わる大切な歯なのでしっかり磨きましょう!

 

生えたての歯は石灰化が弱い代わりにフッ素の取り込みは良好です。

毎日フッ素のはいている歯磨き粉とうがい薬を使用し、歯を強くしていきましょう。

 

6番目の歯がはえてくるとき、歯の周りが歯肉炎になってしまい痛くなりやすいです。

汚れをしっかりと落としてあげて感染するリスクを減らしてあげましょう。

 

ある程度歯が生えてくると『シーラント』という歯を強くする治療をする事ができます。

一生使用する歯なので虫歯にする前に強化してあげましょう。

 

・小学生になったら

1日3回磨くようにしましょう!

学校でお昼休み歯磨きするのが理想ですが、学校での歯磨きを嫌がる子供もいます。

必ず朝と学校帰りに必ず磨くようにしましょう。

歯ブラシの他にも自分で何でもやってみたい年齢です。

デンタルフロスも自分でできるようにチャレンジしましょう!

ただし仕上げ磨きと仕上げのデンタルフロスは1日に1回行ってあげてください。

 

・まとめ

虫歯にならないようブラッシングして、仕上げ磨きも必ず行いましょう。

年齢に合わせた歯ブラシを使って丁寧に磨きましょう。

フッ素塗布やシーラントなどにも対応してくれる『かかりつけ歯科医』を探しておくこともお勧めします。

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