歯科情報

歯医者さんで歯茎をチクチクすするあれは何?どんな意味があるの?やらなきゃいけないの?

2022.12.14

歯医者さんでチクチクする検査を受けたことがありますか?

あれってなんだろうと疑問を感じたことがある人もいるし、あれってやらなきゃいけないのと思う人もいると思います。

今回はそんな実はすごく大切なチクチクする歯周病の検査についてのお話です。

最後にあの検査を痛くしない方法も説明します。

 

目次

・歯周病の検査ってどんなことするの?

・歯周病の検査はいつするの?

・毎回しないといけないの?

・歯周病の検査の時、痛くならない方法

 

歯周病の検査ってどんなことするの?

まず歯周病とは歯と歯茎の境目にプラークが溜まることで炎症が起き、歯茎が腫れて血が出たり歯を支える骨が溶けたりする状態のことです。

歯ブラシの時に歯茎から出血したり歯がぐらついたりと歯周病のサインは様々ですが、歯医者さんでは歯周病の検査を行い判断します。

 

歯周病の検査で調べることは基本的には4種類

・歯茎の溝の深さ

・検査時の出血

・歯の動揺度(歯の揺れ具合)

・プラークの付着状況(歯の汚れ具合)

それぞれ解説します

 

・歯茎の溝の深さ

歯と歯茎の間には歯周ポケットという溝があり、歯周病の検査では歯周ポケットの深さを測っていきます。

その時に使用するのはポケット短針(プローブ)と呼ばれる先端が細くて尖っている器具です。

ポケット短針を歯周ポケットに入れて歯茎のてっぺんから溝の奥までの長さを測ります。

1から3ミリの深さだと正常値内ですが、4ミリを超えてしまうと歯周病と判断されます。

6ミリ超えてくると重度歯周病となり、お口のクリーニングを行っても正常な歯肉には戻りにくくなります。

 

・検査時の出血

歯周病の検査ポケット短針を入れた際の出血の有無を検査します。

歯茎に炎症があるときは歯茎の中にちっちゃな傷や潰瘍がいっぱいある状態です。

そこにポケット短針が入ると出血をします。

実はこれは大切な項目で歯周病の現在の進行具合を簡易的に調べることができます。

歯周病は進行と停滞を繰り返す病気です。

出血があるときは歯周病が進行している状態であると言われています。

歯周病の治療では歯茎からの出血があるときは、まずは歯茎からの出血を無くすところから始めていきます。

 

・歯の動揺度(歯の揺れ具合)

通常、歯は歯槽骨と呼ばれる骨に支えられています。

しかし歯茎の中にプラークが溜まり炎症が起きると骨は少しずつ溶けてしまいます。

炎症を放置するとどんどん骨は溶けてなくなってしまうので、歯を支えきれずに揺れ始めます。

歯の揺れ方にも程度があり、1度は【前後に揺れる】2度は【前後左右に揺れる】3度は【前後左右上下に揺れる】の3段階です。

3度になってしまうと保存不可能な歯がほとんどなので、そうなる前に歯周病の進行を抑えましょう。

 

・プラークの付着状況(歯の汚れ具合)

歯に付いたプラークを染め出しすることできれいに磨けているか、確認しお口の清掃状況を数値化します。

患者さんも目で見て確認できるのでどこが磨けていないのかを知る事ができます。

染め出しできる液は販売していますので、お家でもプラークを染めて磨き残しを確認してみましょう。

Ci歯垢染色液

 

歯周病の検査はいつするの?

まず初めに歯周病の治療前、どこの歯がどのくらい悪いか検査で調べます。

他にも目で見えない虫歯が隠れていないか、歯周病がどの程度進んでいるかを確認するためにお顔のレントゲンを撮影します。

その後まずは歯周基本治療と呼ばれる口腔ケア方法の指導や歯石の除去、歯面研磨を行います。

歯周病の治療をスタートして1か月ぐらい経過すると歯茎が少し良くなってきます。

そこで2回目の検査をし、第二段階の治療へ進むかを決めていきます。

第二段階では縁下歯石と呼ばれる黒い歯石を除去します。

全ての縁下歯石を除去したら歯茎が良くなるまで1か月セルフケアを頑張っていただき、再び歯周病の検査を行い数値が安定しているかどうかを確認します。

歯周病が落ち着いてきたらその後は歯周病が今後悪化しないようにするために歯周疾患安定期治療を行っていきます。

歯周疾患安定期治療とは落ち着いた歯茎が悪化しないように定期的に治療を行うことです。

歯周病の進行具合は日々変化しますので、基本的には3か月ごとの治療をおすすめしています。

 

毎回しないといけないの?

歯周病の進行具合は日々変化します。

歯ブラシが上手く当たっていないと歯にプラークが付いたままになり表面上の歯肉のみ炎症が起きている状態を歯肉炎と言います。

歯肉炎が進行して歯を支えている骨が無くなってきてしまう状態を歯周病と言います。

この二つの状態を確認する上で歯周病の検査はとても重要です。

その他にもプローブを使って目に見えない歯肉の中の歯石(縁下歯石)の有無も確認できます。

歯の表面上のクリーニングだけで大丈夫なのか、それとも縁下歯石が付いてしまっていて除去しなければいけないのか。

歯周病の検査をする事で判断することができ治療を行えます。

3~6か月の間に検査を行うことが望ましいとされていますので、定期的に歯周病の検査をする事が大切です。

 

・歯周病の検査の時、痛くならない方法

歯周病の検査の際、毎回痛いからやだなと思っている人とそんなに痛くないし気にならないと思っている人がいます。

その違いは何でしょうか。検査する人のテクニックも少しはあるのですが、検査する際の力や方法などは決まっている為大きな差はないと思います。

それよりも重大なのは歯茎の状態。歯茎の状態が悪い人はあの検査が痛いです。

痛いのが苦手な方などは拒絶したくなるかとは思いますが、自分の歯を永く一生大切に守ってあげる上でとても重要な検査です。

ですので歯茎をよくするために歯ブラシ等をしっかり行いましょう!!

 

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