2020.03.30
鏡で下の歯を見たときに、歯を支えている骨がボコボコ、ゴツゴツしていませんか?
骨隆起(コツリュウキ)とは歯を支えている骨が何かによって成長しすぎてしまい、骨の外側に骨を作ってしまうものです。
別名、外骨症(ガイコツショウ)とも呼ばれ、食いしばりや歯ぎしりなど、いろいろな力があごに加わるとできてしまうと考えられています。
骨隆起のできやすい部位が下のあごの内側と上のあごの真ん中です。
下顎骨隆起と口蓋隆起と呼ばれています。
この骨隆起自体には特に問題があることは少ないですが、
気をつけなくてはならない、大切な点がいくつかあります。
入れ歯になった場合手術して取らなくてはいけない場合があります。
その手術は歯茎を開いて骨を割って削って取っていく手術です。
入れ歯のがそこの骨の部分があるせいで作ることができない、また作っても痛くなってしまいやすいです。
体にとってはいらないので手術で取ってしまうやり方です。
なので骨隆起がある人は入れ歯にならないように歯を大切にしてほしいです。
手術の場合は全身麻酔の場合や局所麻酔での手術があります。
骨隆起の大きさや位置によって変わります。
骨隆起のほねの部分にのっている粘膜はとても薄く傷つきやすいです。
また口腔内に出っ張っているので余計傷つきやすいです。
入れ歯が上にのっても痛くなりやすいです。
骨隆起ができる原因に食いしばりや歯ぎしりがある可能性が高いです。
そういった癖があると歯が割れやすかったり、すり減りやすいです。
また歯周病が進んでしまったりと歯がなくなってしまう原因が多くあります。
ですのでもし日常でやっていたら気を付けて、やってなかったら夜マウスピースを作っていったりとしていった方がいいです。
歯が折れてしまうことはまれにあります。特に歯の神経がない場合、折れやすいです。
奥歯の神経のない歯が多い人は気を付けてください。
もし何かしらの理由で全身麻酔をすることがあったら、骨隆起が大きすぎるとすこし大変かもしれません
全身麻酔のさい、チューブを肺に入れる挿管といった治療があるのですが、
その際使用する道具がちょうど骨隆起に当たりやすいです。
うまく入ればいいのですが入れる際に傷つけて麻酔から覚めたらその部分も痛かったらまだましです。
最悪挿管がかなり大変で麻酔時間が長くなってしまったりしていしまいます。
これは知っている人が少ない情報ですが実際たまにありますので骨隆起がものすごく大きい人は頭の片隅に入れておいてください。
骨隆起はある人にとってはそれが普通だと思っていたという方が多いです。
よく鏡をみてボコボコしているかどうか探してみましょう。
ちなみに上の歯にも骨隆起ができます。
上の歯の骨隆起は真ん中にできます。
下に比べ数は少ないのですが、こちらも同様に入れ歯で不具合が生じやすかったりします。
舌を正しい位置にいつも持っていくことで上の歯と下の歯がぶつかることを減らしてくれます。
詳しくは
をみて下さい。
日中自分がいつくいしばっているか意識することも大切です。
集中している時、スマホやPCをいじっている時、食いしばっている可能性が高いです。
ぜひ探してください!
そちらについては
を読んでもらえればと思います。
骨隆起がある人に多いお口のトラブルは
『夕方や仕事終わり、夜にふと歯が痛い。原因はストレス??対策は?』
や
『朝起きた時に歯が痛い!朝歯がしみる!それって寝ているときの歯ぎしりが原因かも』
があります。
骨隆起自体が問題となる場合は少ないのですが、原因がある可能性が高い為ある人は注意しましょう。
次回は入れ歯で金属を反対側まで伸ばす理由についてです。
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