2020.04.06
その理由がいろいろあります。
少しむずかしいものもありますので取れたら早く来てほしいというところだけでも伝わればと思います。
詰め物の場合、歯の神経が残っている場合が多いため、
とれたところから虫歯が進行していき歯の神経がやられてしまう可能性があります。
そうなってくると強い痛みが出現します。
その後神経を取らなくてはならなくなるため歯の寿命が短くなります。
被せものの場合神経が残っていない場合が多いです。
その場合虫歯が大きくなってしまっても痛みが出ないので放置しがちです。
その間も虫歯がどんどん痛みなしに大きくなってしまうので
治そうと思った時は歯がほとんどなく、抜かなくてはならない可能性が高いです。
詰め物や被せものが取れてすぐに隣の歯が寄ってきます。
そうすると詰め物を元に戻すことができなくなります。
詰め物が取れたら早めに持ってきていただいたほうが戻せる確率が上がります。
すごく放置してしまうと隣の歯が倒れこんできて治療がかなり困難になる場合があります。
またかみ合わせの歯が飛び出てきてしまいそちらの歯も治療しなくてはならなくなってしまいます。
放置しすぎた歯自体も残すことが難しかったり、最悪抜かなくてはならなくなってしまう場合が多いです。
取れてしまう原因はさまざまですが今回特に多い原因を説明していきます。
・セメントの劣化
・かみ合わせでの力の加わる方向の影響や歯ぎしりなどで被せものの負担が大きすぎて取れる
・詰め物のわきから虫歯になっている
・キャラメルやソフトキャンディーで引っ張られて取れる
・詰め物、被せもの自身が劣化、変形している
・治療前の残っている歯が少なすぎて取れる
がおおいです。各々について解説していきます。
お口の中の環境は劣悪です。水分がある状態と、乾燥を繰り返すかつ体重と同じぐらいの力が加わります。
そんな中にある詰め物や被せもののと歯をくっつけているセメントも劣化していきます。
セメントが劣化したところに食べ物やフロスで歯を詰め物が取れる力が加わると取れてしまいます。
セメントの劣化が原因で取れてしまった場合はそのまま戻すことで再度しっかりとつけることができます。
詰め物が取れる方向に力が加わっていると、詰め物は簡単に取れてしまいます。その場合はかみ合わせの力が加わる方向を調節します。
また、残りの歯が少なくて、詰め物が取れる場合は力を分散できるように歯自体の本数を増やす必要があります。
歯ぎしり、食いしばりが多い人も詰め物が取れやすい為、食いしばりをへらしたり、マウスピースを使用したりといった治療が必要になります。
わきから虫歯になって取れることが一番多いかもしれません。
歯と詰め物の境目が一番虫歯になりやすいです。
そこから虫歯が中に進行してきて、詰め物が取れることで発覚する場合があります。
特に詰め物が金属の場合、レントゲンに干渉したり、プラスチックみたいに虫歯が透けて見えるといったことがない為わかりにくいです。
治療方法は虫歯を削って作り直しになります。
歯をくっつけているセメントは上から押される力には強いのですが、引っ張られる力にはそれほど強くありません。
キャラメルやソフトキャンディーなど歯にくっつく食べ物を食べると取れてしまいます。
出来れば食べないか、噛まないようにした方が安心です。
食べ物関連だとまれに氷を噛んだり、梅干しの種を噛んだりして詰め物が取れる人もいます。
食べ物以外噛まないでください。最悪歯が折れます。
詰め物が日々の疲労で劣化や変形をしてしまうことがあります。
しかしその変形は目では見ることができません。
一度戻して、またすぐに外れてしまう場合は作り直していきましょう。
被せものなどは残っている自分の歯の量によってその後の予後が変わってきやすいです。
特に根っこが少ししか残っていない場合、被せものが土台ごと取れてしまうことがあります。
もし、残っている歯が割れていなければ作り直したりもできるのですが、縦方向に割れている場合、抜歯になることがあります。
以上が特に多い原因と治療方法です。
どんな状態であれ、早めに治療するに越したことはありません。
特に虫歯だった場合は早めの治療が大切なのでお電話やウェブ予約していただければと思います。
次回は『レントゲン写真と放射能について』です。
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