2020.02.12
今回はそんな虫歯の分類についての話をしようと思います。
虫歯にはCo、C1、C2、C3、C4とあります。虫歯が歯のどこまで進んでいるかによって変わってきます。
虫歯ではあるけれども削ったりする必要が無く(むしろ削らないほうがいい)フッ素の塗布や歯磨き指導などにより様子を見ていく状態。歯の表面は一番固いのですが、酸によってその内側が解けてしまいスリガラス状態になります。光の関係でそこの部分は白く見え、ほかの部分と明らかに違うようになるため不安になる方は多いです。今の状態であれば再石灰化といってまた硬くなってくれるので頑張ってきれいにしていきましょう。読み方が「シーゼロ」ではなく「シーオー」と読みます。数字の0ではなくローマ字のO(observationの略)です。
治療方法はフッ素塗布と頑張ってお口の中をきれいにすることです。
虫歯がエナメル質にだけにある状態です。ただし穴はあいています。見た目が黒くても虫歯ではない可能性もあります。一見見分けがつきません
治療方法はCR修復というプラスチックで簡単に治すことができます。しかし小さな虫歯など大人の場合様子を見ていくこともあります。
虫歯が象牙質にまで達している状態です。ここまでくると少し冷たいのがしみるとか、甘い物を食べると少し痛いとか自覚症状が出てくる場合があります。できればこの状態のときまでには治しておきたいです。
治療方法は基本的にはCR修復で治療可能ですが、虫歯で歯があまり残らなかった場合は型取りして詰め物になります。保険治療の場合金属になります。
虫歯が歯の神経(歯髄)まで行ってしまい、とても痛いか、痛かった状態です。ここまで虫歯が大きくなると神経の反応により何もしなくてもとても痛くなってきます。痛みのピークが過ぎると熱いものが痛くなってきたり、寝る前とかに痛くなってきたりします。
治療方法は歯内療法からスタートしていきます。神経の治療が終わったら土台をたてて被せものの治療をしていきます。そうなってくると、どうしても治療期間も長くなり費用もかかり、自分の歯では歯くなるため機能も見た目も悪くなることが多いです。
歯の根っこしか残っていない状態です。
知慮方法は基本的には歯を抜くしかない場合が多いです。また、残った場合でも予後があまりよくありません
自分自身の歯が少なくなればなるほど歯の寿命が減りやすいです。特にC2とC3で大きな違いがあります。できれば少ししみるなって時に近くの歯医者さんに行かれることをお勧めします。知覚過敏でもしみることがありますが、原因をはっきりとさせたほうがいいと思います。
またC3で痛くても時間が経つと落ち着いてきて、そのまま放置しているとC4になってしまい、歯を抜くことになる方も多い気がします。歯は無くなってから後悔する場合が多いのでそうなる前に治療していきましょう。
次回は歯を抜いた後の治療方法についてにしようと思います。
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ペア歯科医院 市川診療所 森大智