2020.03.08
今話題の新型ウイルス性肺炎ではないのですがとっても怖い誤嚥性肺炎。
誤嚥性肺炎とは食べ物や飲み物、お口の中の細菌とかが誤嚥(ごえん)して肺に入ってしまい、そこから肺炎になってしまう病気です。
年齢別でみると
となっています。
ではなぜ高齢者で肺炎で死亡してしまう人が増えるのでしょうか。
それには大きな原因が沢山あります。
書きやすいので箇条書きで書いていきます。
①むせにくくなる
一見むせにくくなると聞くといい事のように聞こえますがとても危ない事です。
むせるというのは気管に物が入ってきたものを吐き出す力になります。
むせる反応がなくなるというのは気管に入ったものがそのまんまになってしまうということです。
その際細菌の塊みたいなものが入ってしまったら肺炎のリスクがすごく上がります。
身近は人で食事の際むせていた人がむせなくなった人がいたら危険かもしれません。
②むせる力が落ちる。
空気を吐き出す力は筋肉で肺を押すことによって起きます。
高齢者になり、筋肉が低下すると空気を吐く筋肉も落ちてしまいます。
むせる反射が起こってもきれいに吐き出せてなく、残ってしまう可能性があります。
③免疫力が落ちる
免疫力が落ちて、細菌が入った場合対応できなくなる。
④口呼吸になったしまう。
鼻で息をするのが難しくなり、口呼吸になってしまう。
鼻のフィルターを通ってなく肺に細菌が入りやすくなってしまう。
⑤歯ブラシが難しくなる。
手が思うように動かなくなり、磨き残しができてしまう。
それにより細菌が増殖し肺に入りやすい環境になってしまう。
などいろいろな原因があります。
対処方法もすごくたくさんあります。
まず1番最初にできることは
お口の中が汚れていると単純に肺に入ってしまう細菌の数が多くなってしまいます。
細菌が多く入ってしまうとそれだけ肺炎のリスクが上がってしまいます。
また食事の前に歯ブラシをしてきれいにしてから食べるというやり方もあります。
食事の際に誤嚥した食べ物、飲み物についている細菌を減らすようにするためです。
強く吐き出すために肺の周りの筋肉を強化しましょう!筋トレです。
風船を膨らませたり深呼吸したり、
おススメなのは「吹き戻し」です。
たのしく筋トレができます。すごく重要なのでぜひやってみてください。
舌や口の周りを鍛えましょう。これは誤嚥をしにくくするためです。
特に舌は大きな筋肉です。加齢とともに力も落ちてしまいます。
舌の運動をして筋肉を鍛えていきましょう。
意外と忘れがちなことですが、食事に集中しましょう。
テレビがついていたり、周りがあわただしかったり、机の上に余計なものがあって目が行ってしまったり
そういったのがあると食事に集中できません。
集中できないと誤嚥しやすいです。
しっかりと食べ物を
適した環境を作りましょう。
ほかにもたくさんありますがまずはこの四つから始めるのをお勧めします。
誤嚥性肺炎はとても怖い病気ですがしっかりとした予防方法がいくつもあります。
つらい思いをしないために予防をしていきましょう
次回は誤嚥性肺炎を防ぐための入れ歯の洗浄方法についてです。
口腔ケアについて詳しくはこちらまで
〒272-0025 千葉県市川市大和田2-13-24
【日曜診療・ネット予約可・矯正相談大歓迎】
きれいで安心・安全な親子で通える誤嚥性肺炎対策を普及させたい歯医者さん
ペア歯科医院 市川診療所 森大智