2020.05.08
今回はアレルギーについての話です。
一言でアレルギーといっても種類がいっぱいあります。
即時型と呼ばれるⅠ型アレルギーから遅延型と呼ばれるⅣ型アレルギー、すぐに処置をしないと生死にかかわるものから症状が出ているのかわからないものまで様々です。
Ⅰ型アレルギー(アナフィラキシー型反応)
一番危険なアレルギー反応のひとつです。
ハチなどに刺された後に出るアナフィラキシーや薬のアレルギー、喘息などがあります。
特にアナフィラキシーショックは対応を早くしないと生死にかかわりますので注意が必要です。
原因としては何か原因の食べ物を食べたり、ハチに刺されたり、なにか摂取した薬が合わなかったりあります。
アナフィラキシーショックの症状としては
蕁麻疹
頻脈
動悸
皮膚のかゆみ
眼瞼浮腫
のどのいがいがした感じ
ひどくなると意識消失など様々です。
対応で有名なのはエピペン。
よくハチの農家さんや山で仕事をしている人、アレルギーが過敏な人は処方されていて日常的に持っている方もいます。
中身はアドレナリンでこれは日常的に人間が体の中で分泌しているものになります。
興奮しているときによく分泌され、すぐに分解されます。
そういったものを太ももに注射します。
エピペンを使用した場合もなかった時もアナフィラキシーショックが出た場合はお医者さんに診てもらってください。
この反応の特徴に時間差でもう一度ショックが出る可能性があるからです。
お医者さんに相談しましょう。
歯科で使用される注射の局所麻酔薬。
一番使用される2パーセントリドカイン、1/8万アドレナリン含有で発生するアナフィラキシーの出現する可能性は
0.00007%と言われており、しかもこのデータは昔防腐剤などが入っていた時代のデータなので現在はもっと少ないと考えられます。
0.00007%という数字は143万人に一人、日本人で88人ぐらいしかいない計算です。
ほとんど発生しない確率ですが万が一ではなく、143万分の1に備えています。
また、注射後気持ち悪くなったり意識消失しやすいのはデンタルショックと呼ばれる血管迷走神経反射というのがほとんどです。
Ⅳ型アレルギー
遅延型アレルギーと呼ばれるものです。
金属アレルギーなどがこの分類に含まれます。
食べ物を食べてしばらくすると反応が出る場合もあり、時間が経っているので原因が不明の場合も多いです。
生死にかかわることは少ないのですが日常的に体のどこかに炎症が起きている状態なので早めに原因を探すのが得策です。
次回は金属アレルギーについて詳しく記載させていただきます。
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