2020.01.09
皆さん、歯石には大きくわけて2種類あることをご存じでしょうか。
歯の見える範囲についていて、細菌と唾液で作られるのが白い歯石です。
白い歯石は下の前歯の内側や上の奥歯の外側の唾液がたくさん出やすいところにつきやすいです。また、しっかりと磨いたつもりでも日々の積み重ねで全体的についてしまいます。しかし直接見えるのと、歯石自体がもろいのですごく取り除きやすいという特徴もあります。鏡でお口の中をみて『歯石が付いているな』と見えるのはたいていこれです。
黒い歯石は縁下歯石と呼ばれるかなり悪質な歯石です。歯茎の見えない範囲についている細菌と血液によってできた黒い歯石です。こちらの歯石は歯茎にすごくダメージを与えます。また歯茎の内側につくことによってで一見ついているのが見えなかったり、白い歯石でよく隠れてしまっています。またこの歯石は歯の根っこの柔らかいところにつき、LPS(リポポリサッカライド)という歯茎にとって毒みたいな物質を歯の根っこに浸透させて歯周病を助長させてしまいます。
さらに目では見えない範囲に付着するばかりでなく、とても固いのできれいにするのがかなり困難です。そして時間がたてばたつほど強固に、さらに歯茎の深いところにまでついてしまいます。
歯周病は歯の喪失の第一位です。歯石の除去も一回で終わればそれに越したことがないと思いますが、しっかりと除去するには困難さと回数が必要なことを知っていただければ幸いです。
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ペア歯科医院 市川診療所 森大智
PS、深いところの歯石を取るには目がかなり大事です。当院ではその際拡大鏡を使用しています。
むしろ使用しないと私はきれいに取れないと思います。
また、初めてペイントを使用したのですがきれいに書くことが難しいですね。雰囲気が伝わればと思います。