歯科情報

歯を抜いた後の治療方法について

2020.02.13

C4(虫歯が大きくなってしまい、抜かなくてはいけなくなってしまった状態)や歯周病で歯を抜いた場合や先天性欠損(もともと歯がなかった場合)ではそのままにしておくと隣の歯が寄ってきてしまったり、噛み合わせの歯が噛む歯を探して飛び出てきてしまい、結果的にたくさんの歯が悪くなってしまう場合があります。

そうならないように抜いた後にはその部分を補う治療が必要になります。

歯がなくなった場合治療方法は大きく分けて3パターンになります。

①ブリッジ

②入れ歯

③インプラント

です。どれが一番いいとかそういったものはなく、それぞれにメリット、デメリットがありますので自分に合った治療方法を選んでいきましょう。

今から歯が1本無くなってしまった時を例に話していこうと思います。

①ブリッジ

まず条件として前後の歯がないとできません。無くなってしまった歯の前後の歯を大きく削り、かぶせ物が入るような形にします。前後の歯合計2本でない歯を補うような形のかぶせ物を作成し、取り外しのできないようにくっつけていきます。

メリットとしてご自身の歯で噛むので噛む感じがあまり変化しませんし、かぶせ物自体が歯の形なのでご自身の違和感は少なめです。

デメリットとして3本分の歯を2本の歯で補うため、どうしてもその歯に負担がかかりすぎてしまうこと、取り外しができなく、形も複雑なため汚れがたまりやすく、汚れがたまり歯周病になって歯がダメになってしまうと3本のはがなくなってしまうことなどがあり、最大のデメリットは前後の歯を大きく削らなくてはいけないことです。歯は一度削ってしまうと二度と戻りませんし、削ればそれだけ歯の寿命は短くなります。

②入れ歯

メリットとして歯を削る量が少ない事、取り外しができるので常に清潔に保つことができることができます。また歯磨きもほかの治療に比べると簡単です。

歯と歯茎で支えるため、何本も歯がなくなってしまった場合でも対応できます。

デメリットとして違和感が大きい事、かんだ感覚が自分の歯とは違うこと、保険で作成すると金属のバネが見えてしまうことがあります。保険外ですとかみごごちのいいクッションのような材料をひいた入れ歯や、バネが見えにくい自然な感じの入れ歯があります。

③インプラント

メリットとしてほかの歯を削る必要が全くない事、かむ力が強い事、自分の歯と同じような感覚で使用でき、違和感がとても少ない事があります。

デメリットとして保険適用ではなく費用が掛かることと、手術が必要なこと、治療期間が長い事、入れた後のケアが大切でそれをしないとだめになってしまい、外す時がとても大変なことがあります。

 

歯科治療は選択肢が沢山あることが特徴です。それそれメリットデメリットがありますのでしっかりと選んで治療していきましょう。

ただ一番はご自身の歯なので今ある歯を大切にしていきましょう。

次回はジルコニアの被せものについてにしようと思います。

 

詰め物・かぶせ物について詳しくは

【かぶせ物・詰め物の治療】『白い保険外のかぶせもの』ジルコニア等の違い

を読んでください

 

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