2020.05.15
歯によってはすごく大きいです。その根っこの部分がお口の中の歯茎に埋まっていて、その部分が抜いた後は穴があいています。
穴の大部分は骨がむき出しになっています。
その骨の部分から血がにじみ出てきて時間が経つとカサブタみたいな血餅と呼ばれるものができます。
この血餅が傷をふさぎ、歯を抜いた後の血を止めてくれます。
ただしこれには時間がかかります。
その間に血は少しずつ出てしまうため不安になってしまいます。
特にお口の中は唾液がいっぱいあり、それに血が混じって沢山出血してるように見えます。
より不安感は助長されると思います。
では血を出にくくするためにはどうしたらいいでしょうか
①ガーゼを噛む
一番出血が止まる方法です。
圧迫止血という方法で清潔なガーゼを抜いたところでぐっと噛み、圧迫します。
そのまま30分ぐらい噛んでいると血は止まりやすいです。
強く噛むのがポイントです。
②安静にする。
動いたり、お酒を飲んだり、長湯したりと血流がよくなるようなことをすると血が出やすくなってしまいます。
できるだけ安静にし、抜いたその日や次の日はゆっくり過ごしましょう。
お風呂もシャワー程度にし、長湯は控えたほうがいいと思います。
③血餅を守る
抜いた後にできる血餅をできるだけ守りましょう。
特にできて3日以内の血餅は不安定です。
できるだけ刺激を与えないでください。
特に気を付けていただきたいのがうがい。
ブクブクうがいをしてしまうとせっかくできた血餅が流れてしまいます。
それ以外にも舌でいじったり、歯ブラシで突っついたりしてしまうとはがれやすいため気を付けてください。
またこの血餅がはがれてしまい、骨がむき出しになってしまうと、
ドライソケットと呼ばれるすごく痛い状態になってしまいます。
できるだけカサブタを優しくしてあげてください。
出血を抑える方法を3パターン書いたのですが、歯によってや、ご自身のお体の状態によって出血はかなり異なりますので
少しでも心配になったら抜いたところに相談するのが一番だと思います。
次回は歯を抜かずに残しておくデメリットについてです。
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ペア歯科医院 市川診療所 森大智
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