2020.02.04
と言われたことはありませんか?歯の神経の治療とは何なんだろうと思う人もいると思います。正確に言うと
「虫歯が大きくて歯の神経や血管があるところに細菌が侵入してしまい、歯自身の免疫力で治せなくなってしまったので細菌が増殖してしまう前に歯髄と呼ばれるそのスペースをきれいにして歯髄があった空間を埋めるお薬を入れていく治療をしましょう」
かなと思います。
まず歯の神経と呼ばれるものは「歯髄」といい、歯の硬い部分で囲まれており、根っこの先端に小さな穴があいていて、そこから歯に栄養を届けていたり、痛みなどの刺激を神経を伝って体に届けています。
しかしこの根っこの先端の穴が小さいので、もし細菌が歯髄のところにやってきたときに対応できるほど免疫力は強くありません。歯髄に細菌が入ってしまったらもう取り除くしかないのです。
今度は取り除いた後の空間が問題になります。そのままにしておくとそのスペースに細菌が増殖してしまいます。細菌が入らないようにお薬を詰めるのですがそれまでにそのスペースの細菌を取り除いておく必要があり、またお薬を入れる際に細菌を入れないようにしなくてはなりません。かなりシビアで繊細な治療になります
歯の神経を取ってしまうと歯の寿命がかなり減ってしまいます。歯の栄養がなくなるので歯がミイラみたいになってしまい、硬くなりすぎて割れてしまいやすくなり抜かなくてはいけなくなったり、根っこの先端のほうで細菌が増殖して腫れてしまったりといろいろ不具合が起こりやすいのでできれば神経を残したいです。
虫歯に気が付いたら早めの受診をお願いいたします。
次回は歯が生えてきたら早めにやったほうがいいシーラントについてにしようと思います。
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ペア歯科医院 市川診療所 森大智