2021.01.18
乳歯が抜けると永久歯がすぐに生えてくる場合と全然生えてこない場合があります。
今回は子供の歯が抜けたのに大人の歯が生えてこない原因と治療方法を説明していきます。
子供の歯の生え変わりは早い子で5歳ぐらいから始まります。
最初は下の前歯からが多いです。
初めてぐらぐらしてくるとびっくりしますよね。
もうすぐ抜けてしまう歯なのですが、最後までよく磨いてあげてください。
初めに抜ける下の前歯は抜けてから早めに大人の歯が生えてくる場合が多いです。
当たりまえですが、生え変わりは子供の歯がある所でおきます。
なので6番目に生えてくる大人の歯は生え変わりません、乳歯が抜けることなく歯茎の中から生えてきます。
子供の歯の根っこのさらに奥に大人の歯の卵があります。
出生時は生え変わりが起きる大抵の大人の歯の頭は出来ています。
成長とともにその歯も形がしっかり出来てきて、歯の根っこを作ってきながらお口の中にとびでてきます
では、抜けてからなかなか生えてこない場合はどんなのがあるでしょうか。
たくさんの理由があるのですが、その中でも多い原因と治療方法を説明していきます。
まずは原因です。
①ぶつけてぐらぐらしている歯で、早めに抜けてしまった
②口呼吸等でお口の皮膚が分厚くてなかなか大人の歯が突き破れない
③大人の歯が生え変わる予定の歯と一緒に隣の乳歯の根っこも溶かしてしまった
④実は大人の歯が無い
⑤子供の歯が虫歯で乳歯の根っこの先端に病気があり、大人の歯の生えるのを邪魔していた
以上がよくある大人の歯が生えてこない原因です。
個々の原因に詳細と治療方法について説明します。
子供は転びがち、
特に小さな子供は頭の割合が大きいためバランスがとりにくく、より転んでしまいやすいです。
転んでぶつけてしまいやすいのが上の前歯。
子供の場合、骨が柔らかいためぶつけた衝撃で歯がグラグラゆれやすいです。
(逆に大人の場合は骨が固いためぶつけた衝撃で歯が折れやすい)
ぶつけてグラグラしてしまった歯はある程度は落ち着いてくれるのですが、普通の歯より早めに抜けてしまう場合が多いです。
予定より歯が早く抜ける分、新しく生えてくる歯がなかなか生えてこないように感じます。
ぶつけて前歯がぐらぐらしているときは食べ物をちっちゃく切って前歯をあまり使わないほうがいいかもしれません。
口呼吸をしていると歯茎が乾燥に耐えようとして黒っぽく、分厚くなります。
子供の歯はその歯茎の皮膚を突き破って生えてくるため、その皮膚が分厚いとなかなか生えてきません。
ただし、基本的には歯さえあれば遅くなっても生えてきますので安心してください。
レントゲン写真を撮り、大人の歯の位置を確認します。
あまりにも生えない時は、麻酔して歯茎に切れ込みを入れてあげるとすぐでてくるのですが、何もしないでも生えてくることがほどんどです。
歯並びがぎゅっとしていると、大人の歯が生えるときに、本来抜ける予定ではない子供の歯の根っこを溶かしてしまい、隣同士の歯が一緒に抜けてしまう場合があります。
本来より早く抜けてしまうので大人の歯がなかなか生えてきません。
抜けてしまうことには問題が無いのですが、将来の歯並びが心配です。
矯正相談を受けることをお勧めします。
次の大人の歯が無い子供の歯は、基本的には抜けずに残っているのですが、大人の歯が無いのに抜けてしまうこともあります。
もともとの大人の歯がないので待っていても一向に生えてきません。
レントゲン写真をとり、大人の歯があるかどうかを確認しましょう。
子供の歯に大きな虫歯があった場合、大人の歯が悪いところを避けるようになかなか生えてこなかったり、違うところから生えていてしまうことがあります。
子供の歯の虫歯は抜けるから大丈夫ではなく、治療の必要がある歯かどうか、歯医者さんに相談しましょう。
悪さをしている子供の歯の治療が必要です。
大人の歯が生えてくるのは楽しみですよね。
しっかりと生えるように、お口の環境を整えていきましょう。
生えたての歯は虫歯になりやすいです。
気を付けて歯磨きをしましょう。
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