歯科情報

味覚、味を感じることについて

2020.04.23

味覚、食事を楽しむためには大切な感覚です。

今回はそんな大切な味覚についての話になります。

味覚は味蕾という場所で味を感じています。

味蕾は舌に多く存在していますが軟口蓋といわれる口の奥の方やほっぺたの内側にもあるとされています。

いろいろなところで味を感じています。

よく上の歯が総入れ歯になってから味を感じにくくなったとおっしゃる方がいますが、味蕾があるところに蓋をしていることと、総入れ歯は熱を感じにくいものもあるのでそのせいで味が感じにくくなってしまったと思われます。

 

人間の感じる味覚は

塩味、苦味、甘味、酸味、うま味の5つが代表です。

ちなみに辛みは痛み刺激によって判断され、味覚とすこし違います。

また味覚を感じる感度が違い、

苦味>酸味>塩味>甘味 の順で感じるとされています。

苦い食べ物は毒が多かったり、酸っぱい食べ物は腐っている可能性が高いため

危険な食べ物ほど敏感に感じるようになっているといわれています。

また苦い食べ物は食べ続けることでその食べ物が毒ではないと体がわかってきて、おいしさを感じるようになるとも言われています。

ですので子供は苦い食べ物が苦手なのは普通のことなのであまり心配しないでください。

それよりも嫌いな食べ物を無理やり食べさせられた記憶により苦手になってしまう方もいますので長い目で見てあげてください。

味覚というのは結構いい加減なところもあり、鼻をつまんで食事をすると味がわからなくなるみたいに嗅覚に頼っている部分も多いです。

今新型コロナウイルスが味覚異常の代表みたいなところもありますがよくあるのは亜鉛不足。

亜鉛が少なくなると味を感じにくくなります。

特に簡易的な食事をしていたり、無理なダイエットをしていると亜鉛不足になりやすいです。

亜鉛は牡蠣やアーモンド、納豆、チーズなどに入っていますのでそういった食事と定期的に取るようにしてください。

特に今、味が感じにくくなると新型コロナを疑ってしまいますので亜鉛不足にならないようにしましょう。

また味覚異常は心因性でも起こりやすいため適度な運動や気分転換も大切です。

また辛みは味蕾では感じない味覚なので

次回はわさびの辛さについてにしようと思います。

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