2020.03.07
先日当院のスタッフが医療モール内の「きし内科クリニックさん」にお邪魔してきました。
B型肝炎ワクチンの予防接種のためです。
予防接種で防げる病気で必要があれば予防接種はしたほうがいいと思います
歯科医師、歯科衛生士はB型肝炎のワクチンを学生の時にしています。しかし時間とともに切れてしまいます。
私も去年切れていることが発覚し、注射をまたうちました。
当院ではスタッフ全員ワクチンの接種をがんばってます。
そのうちの今回は注射での投与方法とその違い、そして私が思う
『痛みの感じ方』
をご紹介できればと思います。
①皮下注射
②筋肉内注射(筋肉注射)
③静脈注射
がメインです
そのほかに
皮内注射、動脈注射、脊髄腔内注射などがありますがちょっと特殊なため今回は除外しようと思います。
よく『ヒカチュウ』と某モンスターのように呼ばれる注射方法です。特徴として徐々に薬液が吸収される注射方法で一回で入れられる量は少量です。喘息発作が出てきたときに緊急役ではアドレナリンの皮下注射があったり、予防接種もこの種類が多いです。たしかインフルエンザの予防接種は皮下注射です。アレルギー反応が発生する確率がほかの方法と比べて低いともいわれています。しかし、時間がたった後にアレルギーが出る可能性があるので注意が必要です。
方法は針を少しだけさして、皮膚の下にお薬を入れていきます。
痛みの特徴はピリピリした感じがして皮膚がはがされる気がします。個人的に一番やられたくない注射方法です。
『キンチュウ』と呼ばれる注射方法です皮下注射より早く、静脈注射よりゆっくりときかせることができる投与方法です。Ⅰ型アレルギーの際使用されるエピペンはこちらの筋肉内注射です。主に肩に注射される場合が多いです。子供の場合お尻もあるそうです。
『新型コロナウイルス』の予防接種は筋肉注射で投与します。
方法は肩をぐっとつかみ、肩の上から指3本分ぐらい下の筋肉にまず針を刺します。
その後血管に入っていないことを確認し、お薬を筋肉に注入していきます。
痛みの特徴は注射のハリをさすときはそんなに痛くはありません。ただし薬を入れるとき重たい感じがします。全体的にそこまで痛くないと思います。
そして筋肉注射だけは受ける際に痛みをできるだけ抑える方法があります。
それはできるだけ力を抜くこと。
筋肉の中に注射するため、筋肉に力が入っているとその分痛いです。
リラックスし、力を抜いて柔らかくなった筋肉に注射をされるようにしましょう。
『ジョウチュウ』と呼ばれる投与方法で静脈内に直接薬を流しいれる方法です。血液に直接入れることによって薬を速やかに聞かせることができます。点滴とかはこちらの方法になります。
一度点滴を刺せば、薬を入れるたびに注射をするという痛みをしなくてもすむことにもなります。何回か分けて薬を体に入れたいときや、持続的に薬を体に入れるときは点滴をとる方法になります。
また、血液に直接お薬を投与するため、効果もすぐに出ます。
急いでお薬の効果をきかせたいときもこの方法です。
歯科では静脈内鎮静法という麻酔のやり方でこちらの方法を使用します。
当院でも静脈内鎮静法を実施しています。ご相談ください。
注射の方法はまず静脈を探します。
駆血帯という静脈の流れを悪くするゴムのヒモをぐるっと巻き、消毒して針を刺し、血管を探します。
血管に入ったら今度は血液の逆流があることを確認して駆血帯を取り、お薬を入れていきます。
痛みの特徴としたは針が単純に太いので刺されるのが痛いです。痛みのレベルは針の太さによると思います。
また静脈に入らなかったらもう一度なのでその絶望感があるのと、針が太い場合はとても痛いです。静脈にさすのであざになりやすい気もします。
点滴をとり終わり、針を抜いた後はしっかりと圧迫し止血をしましょう。止血が甘いとあざになりやすい気がします。
またその日はできるだけそっちの手を使わないようにした方が安心です。
献血の際は肘(ひじ)の内側の静脈から採血することが多いです。
採血も静脈内注射とほぼ同じやり方なのですが『献血などの量がいる採血』の場合は針が極太なので痛いです。我慢しましょう。
以上、大学の麻酔科にいた際に学生の見本になるためにデモで沢山刺された私の個人的な感想でした。
注射関連記事
次回は今話題の肺炎の予防についてです。
〒272-0025 千葉県市川市大和田2-13-24
【ネット予約可・マウスピース矯正・小児矯正・ホワイトニング相談ください】
きれいで安心・安全な親子で通える歯医者さん
ペア歯科医院 市川診療所 森大智
まとめ記事7選
ぜひとも読んでいただきたい記事
ペア歯科医院YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC9KdttTL7_BJfPZ5shzUNXQ