歯科情報

デンタルショック、注射をして気分が悪くなる人へ

2020.05.07

歯医者さんの問診票でよくある

『注射をして気分が悪くなったことがありますか?』

これはデンタルショック、正式には「血管迷走神経反射」と呼ばれるショックを起こしたことがあるかどうかを聞いています。

ではそのデンタルショックとはどのようなものなのでしょうか。

デンタルショック(血管迷走神経反射)歯科治療での注射のあとや痛みを感じた後に少しづつ気分が悪くなり、やがて意識消失してしまう可能性がある病気です。

これは体やココロのストレスに我慢して治療を続けることにより交感神経が有利になった状態の時に、それを抑えようと副交感神経がすごく有利になってしまい、血圧、脈拍が下がり、意識消失となってしまいます。

歯科治療で気分が悪くなる原因の大半がこのデンタルショックと呼ばれる血管迷走神経反射のせいです。

 

予防方法の一番は「リラックス」することです。

歯科治療の際には少し時間に余裕をもって来院し、できるだけ深呼吸やリラックスした状態を作り治療を受けることが大切です。

またデンタルショックを一度起こしたことがある人はもう一度起こしやすいため必ず主治医に伝えてください。

 

治療方法は基本的には経過観察が多いのですが、気分が悪くなってから意識消失まですこし時間があることの方が多いので少しでも気分が悪い時は早めに教えてください。

 

もしデンタルショックが起こったときは、治療を中断しユニットから落ちても大丈夫なようにユニットを一番下までさげ、横になり静かにします。

基本的には数分で回復します。

その際パルスオキシメーターや血圧計などのモニターを装着し、何か異変が起きてもすぐに対応できるようにします。

 

初めてデンタルショックになった人はかなりびっくりすると思います。

また初めてデンタルショックに立ち会った歯科医師もびっくりしていることが多いです。

当院は歯科麻酔科医が常勤しているので安心していただければと思います。

 

 

次回は歯科にかかわるアレルギーの話です。

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ペア歯科医院 市川診療所 森大智

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