2020.08.13
そんな質問も受けます。
これはとても大切なことで詳しく説明するとすごく難しい事でもあります。
まずは虫歯のできる流れです。
①歯の表面には『ペリクル』という唾液由来の膜が貼ってあり、その膜に『虫歯の原因菌』が付きます。
②その『虫歯の原因菌』にいろいろな細菌が集まり、『細菌の集合体』を作ります。
③『細菌の集合体』が食べかすや磨き残し、お口の中にある甘い物などを食べると『強力な酸』を出します。
④この酸が硬い歯を溶かし、穴があいてきて、その穴を虫歯といいます。
虫歯ができる原理はとても大切で、知っておくと虫歯対策の考え方が変わります。
虫歯のでき方で人が介入できるところと、できないところがあります。
人が介入できるところは
ほかにもあるのですが大きく分けてこの4つ。
ちまたにあふれている虫歯対策はこの4つのどこに含まれています。
そして一種類だけやるより、この4つをまんべんなく行った方が効果的です。
では具体的には何をしたらいいでしょうか
具体的な方法を上げます
虫歯が多いと虫歯の菌が増えます。
まずは虫歯を治療し、なくしましょう。
虫歯菌はうつりやすいので普段、近くにいる人の虫歯の数も大事です。
周りの人もできれば虫歯をなくしていきましょう。
歯磨きを徹底します。フロスなどもしっかり使いましょう。
時間が経ったプラークは特に強力です。
しっかり磨き、プラークが付いたままにならないようにしましょう。
間食はできる限り控えましょう。
特に夏場は甘い飲み物で虫歯になりがちです。
詳しくは『子供の飲み物を気を付けて!3つの大切な事』をご覧ください
フッ素が入っている歯磨き粉、洗口液を使用することや、定期的に濃度の濃いフッ素を塗ることによって酸に負けない強い歯を作ることができます。
虫歯ができる原理を知ることで正しく、効率よく虫歯予防ができます。
お口の中はわからないことだらけです。
なんでも聞いてもらえればと思います。
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