2020.05.23
「子供のころ歯を抜いたことがあるけれども大人になってから歯を抜いたことがなくて怖い」
「歯を抜くのはゴリゴリされて怖いイメージしかない」
などの歯医者さんで怖い事シリーズの一つ
歯を抜くこと
歯を抜くことの苦手克服につながればと思います。
歯を抜くといっても普通に生えている歯と虫歯で根っこしか残っていない歯、途中までしが出ていない親知らずでは歯の抜き方が違いますので今回は普通に生えている歯の抜き方について説明します。
まず手順です。
①麻酔
②環状靭帯の切断
③歯の脱臼
④脱臼した歯の除去
⑤抜いた穴の掃除
⑥止血
⑦治癒の確認
といった流れになっています。
では各項目について詳しく解説していきます。
①麻酔
歯を抜かれる際の一番の難関といっても過言ではありません。
表面麻酔を塗ったり細い針を使い針を刺す際の痛みをできるだけ軽減しても痛いものは痛いです。
リラックスしながら注射をされた方が痛くはないのですが緊張しているとそれも難しいです。
なのでできるだけお鼻で深呼吸しているところだけ気にしましょう。
②環状靭帯の切断
環状靭帯とは歯の周りにある歯茎の繊維みたいなものです。
それを単針という針金みたいたものやメスなどで切っていきます。
やられている側としたら歯の周りを撫でられる感じです。
一緒に麻酔が効いているのか確認する先生も多いです。
③歯の脱臼
歯に力を加え骨から浮かせていきます。
方法はいろいろあるのですが、歯の頭があるのならば鉗子(カンシ)と呼ばれるペンチみたいなのでつかんで抜いていきます。
そこで注意が必要なのは最初に行った麻酔は痛みを伝える神経には効いてくれるのですが、押されたり引っ張られたり感じる感覚には効きません。
引っ張られるのがわかるけど大丈夫?と思うかもしれませんがそういったものなので安心してください。
④脱臼した歯を除去
歯が脱臼してくれたら後はつかんで引っ張って抜きます。
脱臼がしっかりできていればプラプラの歯を抜くだけなので特に心配はありません。
ごくまれに「脱臼はしたのに根っこが膨らんでいたり変に曲がっていて、どこかに引っかかって取れない」
といった場合があるのでその時は歯を少し割ったりして抜いていきます。
⑤抜いて穴の清掃
歯を抜いた穴の周りには不良肉芽と呼ばれる繊維と細菌の塊みたいなものがあります。
そちらを取って、悪いものを残さないようにします。
歯周病の人はかなりついていますので歯周病でぐらぐらしている歯を抜いた場合は、この不良肉芽を取る方が時間がかかったりする場合があります。
⑥止血
ガーゼなどで圧迫し、止血を行います。場合によっては抜いた穴に止血するためのお薬を入れる場合があります。
ガーゼを噛んでもらうことも多く、その際はできれば強めに噛んでください。大体30分ぐらい噛んでいれば血が止まってくれます。
ただし抜いた日はだらだらと少しだけ血液は出ていますのであまり心配しなくても大丈夫なことが多いのですが、気になるようなら抜いた先生に相談しましょう。
⑦治癒の確認
抜いた後日に消毒したり治癒の確認をします。
簡単な説明は以上になります。
歯を抜くのは怖いイメージがあります。
怖いことを先生に相談し、解決してから抜歯の予約をされるのが一番だと思います。
後は風邪とかをひかず、元気に過ごしましょう。
もし当日体調が悪かったら先生に相談し、場合によっては延期も選択肢の一つだと思います。
また抜いた後もできるだけ体調管理に注意して風邪などをひかないようにしましょう。
抜いた穴を直すことに体力を使っていますので体調が悪くなると治りも悪くなってします場合があります。
抜くのがすごく怖い方は静脈内鎮静法というやりからもありますのでそこも先生に相談するのもありだと思います。
子供の歯の抜き方は
歯を抜いた後できるだけ痛みを抑える方法を知りたい方は
親知らずを抜いたほうがいいか悩んでいる方は
歯を抜いた後の治療方法について気になる方は
を読んでください。
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