2020.09.05
親知らずの抜歯は周囲から聞く話だと
「すごく大変だし、痛かったし、腫れたしなんか歯を割られた」
を聞く人も多いともいます。
今回はそんな嫌なイメージの親知らずの抜歯に悩む必要のない人がいることを知ってほしい!
という記事になります。
すごく抜くのが困難な歯から容易な歯まで様々です。
それに焦点を当てて説明します。
以前に
を書いたのですがそれの写真付き、動画付きの内容になっています。
①麻酔
②環状靭帯の切断
③歯の脱臼
④脱臼した歯の除去
⑤抜いた穴の掃除
⑥止血
歯を抜かれる際の一番の難関といっても過言ではありません。
表面麻酔を塗ったり細い針を使い針を刺す際の痛みをできるだけ軽減しても痛いものは痛いです。
リラックスしながら注射をされた方が痛くはないのですが緊張しているとそれも難しいです。
なのでできるだけお鼻で深呼吸しているところだけ気にしましょう。
環状靭帯とは歯の周りにある歯茎の繊維みたいなものです。
それを単針という針金みたいたものやメスなどで切っていきます。
やられている側としたら歯の周りを撫でられる感じです。
一緒に麻酔が効いているのか確認する先生も多いです。
歯に力を加え骨から浮かせていきます。
方法はいろいろあるのですが、歯の頭があるのならば鉗子(カンシ)と呼ばれるペンチみたいなのでつかんで抜いていきます。
そこで注意が必要なのは最初に行った麻酔は痛みを伝える神経には効いてくれるのですが、押されたり引っ張られたり感じる感覚には効きません。
引っ張られるのがわかるけど大丈夫?と思うかもしれませんがそういったものなので安心してください。
抜歯の基本は鉗子で抜くことです。
つかめる歯は基本的につかんで抜いていきます。
そちらの方が周りを傷つけにくく、歯ぐきにやさしいです。
つかめない場合や、つかんでも抜けない場合は『ヘーベル』という歯を押し出す道具を使用して抜いていきいます。
歯が脱臼してくれたら後はつかんで引っ張って抜きます。
脱臼がしっかりできていればプラプラの歯を抜くだけなので特に心配はありません。
ごくまれに「脱臼はしたのに根っこが膨らんでいたり変に曲がっていて、どこかに引っかかって取れない」
といった場合があるのでその時は歯を少し割ったりして抜いていきます。
歯を抜いた穴の周りには不良肉芽と呼ばれる繊維と細菌の塊みたいなものがあります。
そちらを取って、悪いものを残さないようにします。
親知らずの抜歯の際は不良肉芽がない場合も多いため取らない場合もあります。
歯周病の人はかなりついていますので歯周病でぐらぐらしている歯を抜いた場合は、この不良肉芽を取る方が時間がかかったりする場合があります。
ガーゼなどで圧迫し、止血を行います。場合によっては抜いた穴に止血するためのお薬を入れる場合があります。
ガーゼを噛んでもらうことも多く、その際はできれば強めに噛んでください。大体30分ぐらい噛んでいれば血が止まってくれます。
ただし抜いた日はだらだらと少しだけ血液は出ていますのであまり心配しなくても大丈夫なことが多いのですが、気になるようなら抜いた先生に相談しましょう。
まっすぐに歯が生えていて、歯の頭の部分がある歯はとても抜きやすいです。
しかし埋まっている歯や虫歯がとても大きくなってしまった親知らずは抜くのがかなり困難になります。
自分の親知らずがどう生えているか知ることが大切なのでぜひ歯医者さんに相談してください。
また、親知らずを抜く前にできるだけお口の中をきれいにしておくこともとても大切です。
抜く予定の親知らずもしっかり磨きましょう。
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