2021.02.24
出来れば入れ歯は入れたくないし、取り外し式じゃない被せもので治療してほしいと思った人もいると思います。
今回はなぜ治療の「方法が入れ歯しかない」と言われたかについて説明していきます。
・入れ歯
・ブリッジ
・インプラント
ではなぜブリッジやインプラントができないとなるか、
各々について解説していきます。
ブリッジとは被せものなどで無くなってしまった前後の歯をつなげる治療の方法の事を言います。
ブリッジが困難なパターンはいくつかあります。
①そもそも前後に歯が無い
とくに多いのが奥歯。奥歯が無いとブリッジはできません。橋渡しする相手がいないからです。
②奥に歯があるが手前の歯との間が開きすぎている
一番奥歯はあるが、その手前の歯が2本ぐらい抜いてしまって、歯の歯の間が開きすぎている場合はブリッジができない、もしくはせっかく治療しても長く持たない可能性があります。
人間の噛む力は体重ぐらいと言われています。歯の歯の間が広くて、各々ブリッジの土台にした歯にかかる力が強く、そのうち歯を痛めてしまう可能性があります。
ですが、ブリッジの治療ができないわけではないので、ブリッジで治すことはできます。
③歯周病で歯がぐらぐらしている
ブリッジの土台になっている歯がぐらぐらしている場合、ブリッジにしても長くはもたない為、入れ歯で治療する場合があります。
せっかく治療したのにまたぐらぐらになって両方とも歯を抜かなくてはならなくなってしまいます。
こちらもブリッジの治療が絶対できないわけではない為、強く希望される場合、先生と患者さんで話し合いになります。
インプラントはアゴの骨に人工の金属の土台をいれて、その上に被せものを付ける治療方法です。
インプラントができない、しないほうがいい場合はたくさんあります。
①全体的に歯周病
歯周病があると、インプラントが長持ちできない場合があります。
また、ぐらぐらしている歯が多いと、かみ合わせが安定しない為、インプラントが難しい場合があります。
②定期的にメンテナンスに行けない人
インプラントは定期的なメンテナンスが特に欠かせません。
行けない人にインプラントはおススメできません。
③残っている骨の量が少ない、病気の影響でインプラントが向かない人
骨に金属を入れる為、骨が少ない人や、お薬の影響などで骨に金属を入れられない人がいます。
そういった方はインプラントを控える場合があります。
以上、インプラントやブリッジができない場合の説明でした。
そういったことがあると、『治療方法が入れ歯しかない』状態です。
そしてその時点で入れ歯を入れないと、悪いところがどんどん増えてくる可能性があります。
入れ歯について詳しくは
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