2020.12.16
下のあごに横向きになっている埋まっている親知らず。
悪さをしない場合、抜かないこともあります。
頭が完全に埋まっている場合はお肉の中にあるので痛みが発生するリスクが低いですし。
しかし矯正治療となると話が変わってきます。
下の歯の親知らずが横から歯全体を押すことによって歯並びが変わってしまうことがあります。
左右の親知らずは歯の向きに生えようとしています。
横向きに生えている場合、隣の7番目の歯をぐっと押します。
その力は歯の幅を狭めることにより、最終的に前歯が前後にずれてきてしまいます。
矯正治療が終わった後、親知らずの力が残っているとせっかくきれいになった前歯がズレてきたり、後戻りしやすかったりしてしまうのでそういったトラブルが起こる前に親知らずを抜いてしまう場合が多いです。
また高校生などまだ親知らずが完全にできていない人で、矯正治療中の方なども埋まっている歯杯(親知らずが未成熟なもの)を先に抜いてしまう場合もあります。
口腔外科の先生曰く、その方が負担も少なく抜きやすいと言っていました。
最後に注意点です。
日本の保険制度で、保険の適応範囲の前提が「病気になっている方」の治療です。
症状の無い歯、完全に埋まっている保険治療では抜歯が適応ではない方は自由診療になるかもしれないことを覚えておいてください。
また、矯正治療でなくても横向きに生えている親知らずを持っている方は抜歯を考えてもいいと思います。
少しでも頭が出ている場合では、磨き残しにより智歯周囲炎という病気になってしまい痛くなってしまうリスクがあります。
抜くのを嫌だなと思っている方は、親知らずを抜くことによって前歯がズレにくくなるとポジティブに考えていただければ幸いです。
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